子どもたちの自然体験

子どもたちの自然体験

~遊ぶことは生きること~ 小学生・幼児向け

「森でモリモリ遊び隊」は、四季を通して子どもたちが主役になって森で遊ぶ、環境教育活動です。私たちはこの活動を通して、楽しむ力・感じる力・協調性を育むお手伝いをします。

【報告】森でモリモリ遊び隊からまつコース第7回(2023年11月26日日曜日)

遊び隊からまつコース第7回目は、上田市市民の森公園で行いました。

もくもくと霧が出てかなり寒い朝でしたが、活動が始まるとお日様が顔を出し、
晴れ渡る秋の空の下、里山トレイルと森林整備を行いました。

 


まずは里山トレイルに出発!
秋のおもしろいものを見つけたり、わいわいおしゃべりしながら鷲羽山を目指します。


コナラやクヌギ、クリなどの紅葉と、地面にわさわさと積もった落ち葉が魅力的です


クズの大きな葉っぱに穴をあけて、お面ができました。


上田市街は雲の中のようです。


落ちている枝を杖に、たくましく登っていく子どもたち。


目的地の展望スポットに到着!林業の現場が見えました。
育った材木が伐られ、新たな木々が植えられている山のようです。


がんばって登った後は、山頂でのおやつタイム♪


道中で見つけた松ぼっくり。みんなのコース名にもなっているカラマツです。


下る途中、落ち葉を懸命に集める子どもたち。何が始まるのでしょうか…


作っていたのは落ち葉のお布団でした!なんとも暖かそうな二人のお顔。
秋をたっぷり満喫できた楽しい里山トレイルとなりました。


午後は森林整備に挑戦!
この辺りの森は、畑や田んぼの水が枯れてしまう“干害(かんがい)”を防いでくれる保安林です。
そんな大事な森がずっと続くよう手入れするのが森林整備というお仕事です。


ノコギリを携え、まずは切り方、安全について学びます。


はびこる小さな木を切って、林内をきれいにしていきます。
木が間引かれることで、残した大きな木がさらに太く成長していきます。


慣れてくるとみんな集中して真剣な表情です。
どんどん地面が広くなっていきます。

しなのき・からまつ2コースの整備が行われた森のビフォーアフターをご覧ください。
こちらがビフォー(10月の写真なので緑ですが)
ロープの中は木が生え放題、荒れ放題で足の踏み場もありません。
この状態だと木が上手く育たず、森が成長できなくなってしまいます。

このロープの中を手前から整備していきました。


アフター
なんということでしょう、中くらいの木だけを残し、こんなにもスッキリ!
みんなの作業のおかげで、残した木が成長しやすい元気な森となりました。


森の中で秋ならではのおもしろいものも見つけたようです。

子どもたちからも作業しながら「歩きやすくなったね~」と声があがり、
達成感があった!と振り返ってくれました。

みんなが大きくなったとき、この場所が元気な森に育っているか?今から楽しみです。
これからも整備を続けていきたいですね。

次回、12月は森のクリスマス会です!
冬の菅平はどんな光景になるでしょうか。

カゼに気をつけて、元気に会いましょう!

(このっち)