【報告】「菅平高原の草原を観察しよう!‐草原の歴史を知り、美しい草原を守ろう!‐」
10月29日(日)に「自然保護の大切さや自然とのつきあい方、生き物に対する思いやりの心など、豊かな人間性を育むこと」を目的に環境省レンジャー(自然保護官)と一緒に国立公園などにおいて自然観察や自然解説による自然学習などを小・中学生に体験してもらうプログラム「子どもパークレンジャー(略称JPR)」を開催しました。
子どもパークレンジャーとは?ここをクリック
環境省上信越高原国立公園管理事務所とやまぼうし自然学校の共催で行いました。
学年も学校も異なる皆さんと自己紹介を兼ねたゲームでまずは交流。
開校式とアイスブレイクを終え、前半は室内で国立公園についてとパークレンジャーについてそれぞれ解説して頂きました。
続いて筑波大学の田中准教授から「菅平の自然の歴史」と題しずっと昔のことから今に至るまでの興味深いお話しがありました。
お話しの途中にクイズが出されたりと、子どもたちも真剣に聞き入っていました。
最後には多くの質問もありました。
後半はいよいよ草原の観察へへ出発です。各自でお弁当を持って移動です。
講義中は雨が少し降っていましたが、現地のお天気が気になるところです。
牧場に到着、風はありますがまずまずのお天気。自然観察へ出発です。
大きな糞を発見! ヒミズが死んでいました。
川を目指します。草原から森へ気持ちの良い散策。
ヤマブドウを見つけたのでみんなで味わってみました。
草原の自然観察の後はお昼です。寒かったので牧場のアイスクリーム屋さんを使わせてもらいました。
お昼が済むといよいよ草原を維持するための整備作業です。新しく生えてきたシラカバやアカマツを伐ります。
みんなの作業のお陰で視界が悪くなっていた草原もスッキリしました。草原性の花々が増えることを願って。
子どもパークレンジャーの認定が終わると閉校式です。
感想を伺うと皆さんにイベントの目的が伝わっていたことが確認できました。
そして楽しかったことが表情から伝わってきました。
参加者からのアンケートより
・環境省のレンジャーさんと直接交流する機会を持てたこと。
・森のお仕事を体験できたこと。
・レンジャーの仕事がイメージしやすかったです。
・田中先生のお話は自然を守る動機に繋がったと思います。
・普段見れない生き物などを見る事ができたこと。
・本日はどうもありがとうございました。寒かったですが、とても有意義な一日となりました。
四季折々、レンジャーの仕事の様子を知ることができる機会があるといいなと思います。
・楽しみの中から自然への関心や学びが生まれたら良いと思います。
・草原の歴史やでき方、整備の仕方など、草原について色々知れて楽しかった。
大人になったら自然に関わる仕事をしてみたいと思いました。来年も開催されるなら、また参加したいと思いました。
今後も皆さんに満足いただけるようなイベントを計画します。
ご参加頂きました皆さま、ありがとうございました。 (がみ)
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