森の恵みと不思議を味わう「メイプルプロジェクト」
やまぼうし事務所を訪れた時に玄関脇の木にボトルとチューブがつけられているのを見つけた方もいらっしゃると思います。
その名も「メイプルプロジェクト」。
ざっくり言うとこんな感じです。
・カエデ(メイプル)の樹液を採る
・煮詰める
・メイプルシロップができる
このメイプルプロジェクトは、2012年にやまぼうし代表の加々美が山形に出張の際、メイプルサップ(カエデ樹液の原液)を採取していることを知り2015年に始まりました。
菅平の森(※)では、樹液採取、採取量記録、シロップの活用などを行ってきました。
かつてはみんなでスノーシューで雪の森に出かけ、出たばかりの樹液を味わい、採取・加工したメイプルシロップでホットケーキを食べたイベントもありました。
メイプル(カエデ)の樹種はイタヤカエデが良く知られていますが、菅平のウリハダカエデはイタヤカエデより少ないものの味が良いのが特徴です。
採取作業は、カエデの木に穴を開けた後は毎日樹液の回収が必要です。かつて森の中で採取していた頃は手間のかかる作業でした。
しかし森の生命力である樹液には、越冬したタテハチョウなどの昆虫や、エナガやシジュウカラなどの鳥たちが集まって来ていました。
樹液がつららになるような寒い日にも、採取作業だけでない、森と対話をする贅沢で豊かな時間でもあったのです。
そしてこの冬はやまぼうし事務所のサトウカエデから樹液の採取をしています。
自然からの貴重ないただきもののため量は多くはありませんが、タイミングが良ければやまぼうし自然学校で採取や煮詰め作業をお見せすることができるかもしれません。
森の恵みと不思議と、やまぼうしのお楽しみ心に今後もご注目ください。
(※森での樹液採取は私有地の森林内で許可をいただいて実施しています)
やまぼうし自然学校玄関前のサトウカエデに取り付けた採取びん。
スタッフが採取します。
原液と煮詰め状態を味見します。
美味しく、そして森の恵みの楽しさが感じられます。
過去に採取し、高品質に加工して今も保存してあるメイプルシロップ。
純度は100%で結晶化しています。
ラベルには「大事 がみ」と表記され、門外不出(笑)。
これまでのメイプルプロジェクトより、記録写真と思い出
▶︎ページ下部に詳細記事へのリンクがあります。
上記の写真のやまぼうし自然学校玄関前のサトウカエデの黄葉。
秋にはきれいに黄葉します。
2017年4月14日。
菅平の森のウリハダカエデ。
2018年3月11日。
樹液が滲み出ます。
2018年3月11日。
煮詰める前、採れたての樹液をいただきます。
2018年3月12日。
森の恵みには、越冬したタテハチョウなどの昆虫やエナガやシジュウカラなどの鳥たちが集まります。
2017年4月22日。
18リットル(ポリタンク1つ)採取、加工したシロップでビン2本。
2016年2月のメイプルシロップ採取のコンテンツがあるイベント案内の写真。
樹液採取データの一部。
ここから2016年3月6日のイベント風景。
ウリハダカエデの味見。
じっくり味わうと苦味の中に甘み?
フレッシュな樹液、森と木のパワーをいただきます。
ダイナミックに樹液をそのまま味わいます。
森の恵みをいただいた後は記念撮影。
フレッシュ樹液、少し煮た樹液、去年のシロップを味比べ。
ここから2016年3月21日のイベント風景。
みんなで森に出かける風景。
樹液を採取します。
煮詰めてシロップにします。
メイプルシロップのパンケーキ。
贅沢で美味しい森の恵みを味わいます。
出来上がったメイプルシロップをびんに詰めます。
菅平産、純度100パーセントのメイプルシロップ、森の恵みを手にして記念撮影。
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