※注意※
今回のブログはショッキングな写真が含まれています。動物の体の一部や血や肉が苦手な方は閲覧を控えて下さい。
大丈夫な方は下へスクロースして記事へ
今日は職員のスペシャル研修!
「松田師匠のクマの掌なめし講座」が行われました!
『自然が先生』がモットーの松田さん。上高地の話、カモシカの話そしてクマの話・・・ご自身の経験に基づいて楽しいお話しをしていただきました。
なめしのできる人や鍛冶屋がへって技術や道具が失われつつあるそうです。
やまぼうしの若手が松田師匠から技術や想いを吸収して次代に引き継いでいかなくては!
肉と骨を皮から削いでいきます。
皮や肉球を傷つけないように注意しながら
自分の手も怪我をしないように気を付けなければいけません。
中々難しかったです。
作業をしながら、クマの掌は脂肪が多くそのため肉球が柔らかい事、指に筋がたくさん通っていて力が込めやすい構造になっていることにも気づかされます。肉球が柔らかいのも、手の力が強いのも、爪が硬く鋭いのもクマが生きるための特徴です。
決して、人を傷つけるためや害を為すために進化してきたわけではない事が生身を通して伝わってきます。
失われてしまった命から様々なことを感じたり、学んだりできました。まさに、「自然が先生」ですね。
肉と骨を取り除いたらミョウバンと塩を溶かしたなめし液に漬けて3日間おきます。
今日はここまでです。
クマの掌のなめし革ができたら、クマの怖さではなく、クマの凄さや大切さを伝えるために利用できたらと考えています。
切り離した肉や骨ももったいないので
松田師匠お勧めのワイン煮にして食べる事にしました。
こちらも3日間煮込むそうです。
3日後が楽しみですね!
(ひらりん)